プロカウンセラーの聞く技術

プロカウンセラーの聞く技術

プロカウンセラーの聞く技術

臨床心理士の先生が書かれた本です。
そういえば、話す事に関する本は色々出ている気がしますが、聞く事に関する書籍ってあまりないものだと思いました。
これは、本書にも書かれていますが、元来人間は聞くよりも話す方が好きという事に比例しているのかもしれません。

実はこの本、先日読んだ「使う力」の中で「入り口としての使う力:心の使い方系のスキル」で参考書籍として取り上げられていたのです。
日常の会話で「話す」事は色々意識しますが、「聞く」事って意外にノーマークだなと言う事を改めて実感させられました。


聞くということは、より良い人間関係を築くための根底部分のようです。
それは、単に話に耳を傾けるのではなく、相手の事を理解した上での適切な聞き方をしなければいけないから。
こう書くと、結構当たり前なのかもしれませんが、普段あまり聞く事に注意って向けていない気がします。


痛い所突かれたのは、「聞き上手は話さない」です。
会議等で人が話している時、1対1で話している時、自分は次の口火を切ろう伺っている事が多い気がします。
まずは、ゆったりと相手の話を聞くことから始めよう。

メモ

・聞き上手は話さない
・相づち(種類、タイミング)
・主婦の井戸端会議は、聞き上手
・自分のことは話さない
・聞かれた事しか話さない
・他人の事は他人の事
・助言としての体験談はあまり意味を持たない
・相手の話に興味を
・教えてもらう態度
・素直に聞く
・評論家にはならない
・LISTENせよ、ASKするな
・話しての波で
・説明しない
・聞き出そうとしない