自分を変える魔法の「口ぐせ」

自分を変える魔法の「口ぐせ」―夢がかなう言葉の法則

自分を変える魔法の「口ぐせ」―夢がかなう言葉の法則

自分の発する言葉によって、自分にどのような影響があるかが解りやすく解説されていました。
はじめは、本のタイトルからちょっと半信半疑だったのですが、口癖を変える事の効果が、科学的な裏づけとともに解かれていますので、納得して読めます。

「これまでの自分の人生は、自分の口癖(選んだ言葉)によって形成されており、自分を良い方向へ変えるには、良い言葉をどんどん使っていく」必要があるそうです。
又、自分の発する言葉は、「自分を含む誰に向けたものであっても、脳が忠実に反応する」ようなので、日常の会話で使う言葉を少し選んで使う必要があるかもしれませんね。
(悪い言葉(イメージ)を発すると、その方向に脳が反応してしまうそうです)

この本で言う良い言葉とは、「自分にとっても、相手にとっても気持ちが良くなれる言葉」「エネルギーを感じさせられる言葉」なのでしょう。言った本人も言われた本人も、言って良かった、言われてよかったと思える「快」の言葉を自然と使えるようにトライしていきたいと思います。
自分が日常使っている言葉を振り返ると、まだまだ良い言葉が足りない気がしますので…

id:takuto-akiraさんが、「1日10回ありがとうを言う」を日々の目標にされていますが、あらためて素晴らしい取り組みだなぁと感じました。

その他にも、良い言葉、良いイメージを使う事により自律神経系(本書では「自動目的達成装置」と呼ばれています)に明確な目的・イメージが設定され、自然とその方向へ導かれて行くという内容も印象に残りました。
要は、口癖・言葉をツールとした自己コントロールの事を書いているのだと思いますが、似たような内容の事は他の本にも結構書かれている気がするので、それくらい意味のある事なのだなぁと感じました。

途中で、口癖と関連して楽天思考にまで内容が広がっていますが、この部分は、仕事をしていく中での気持ちのよりどころになる気がします。「楽天思考の法則」で3原則が紹介されていますが、その中でも

自分に起きることは、いかなることも自分で解決できることである
(自分に解決できない事は自分には起きない)

が、心に響きました。


巻末に「夢がかなう幸せのレシピ」として、ケース別にリストアップされているので、これを参考に明日から良い言葉(口癖)を植えつけていこうと思います。