本日の宿題10/29
[宿題:基本・高度共通・J2級向け] 難問特集 ERP パッケージを導入して,基幹業務システムを再構築する場合の留意点はど れか。 ア 各業務システムを段階的に導入するのではなく,必要なすべての業務シス テムを同時に導入し稼働させることが重要である。 イ 現場部門のユーザの意見を十分に尊重し,現行業務プロセスと合致するよ うにパッケージのカスタマイズを行うことが重要である。 ウ 最初に会計システムを導入し,その後でほかの業務システムを導入するこ とが重要である。 エ パッケージが前提としている業務モデルに配慮して,会社全体の業務プロ セスを再設計することが重要である。
◆考えたこと・調べたこと・質問
×ア:必ずしも全てを同時に導入する必要はない
基幹業務の停止や、業務の混乱と言うリスクも高い
×イ:こういった基幹システムを導入する場合、ユーザの意見を尊重し過ぎると
本来目指すべき業務プロセスの改善等の効果は見込めないのでは.
ユーザの意見も重要ですが、尊重しすぎると、そもそもERPを導入する意
味が・・
×ウ:先に会計システムを導入する必要はない
導入の順序等はケースバイケース
○エ:ERPパッケージ導入を機に、業務プロセスの再設計を行うケースが多い
パッケージの業務モデルを吟味する事は重要
業務プロセス再設計=BPR(Business Process Reengineering )でしょうかERP:Enterprise Resource Planning
企業資源計画 ERPシステムは企業資源計画を実現するためのシステム
経営資源である自社の「ヒト、モノ、カネ」を最適に配分し、管理・運用するこ
とによって、利益の最大化を図ることを活動の目的
参考:IT Square 5分でわかるIT ERP
最近の経営資源は、ヒト・モノ・カネに情報が入りますね
代表的なパッケージは、SAPのR/3等でしょうか
- Ans:エ
☆正解でした
[宿題:ソフトウェア開発向け] データマイニングに関する説明として,適切なものはどれか。 ア 基幹業務のデータベースとは別に作成され,更新処理をしない時系列デー タの分析を主目的とする。 イ 個人別データ,部門別データ,サマリデータなど,分析者の目的別に切り 出され,カスタマイズされたデータを分析する。 ウ スライシング,ダイシング,ドリルダウンなどのインタラクティブな操作 を通じて多次元分析を行い,意思決定を支援する。 エ ニューラルネットワークや統計解析などの手法を使って,大量に蓄積され ているデータから,顧客購買行動の法則などを探し出す。
◆考えたこと・調べたこと・質問
×ア:何に使うんでしょうか?
×イ:データマートの説明
×ウ:多次元データベースの操作
ダイジング:
縦軸と横軸を指定して2次元の表にする操作(サイコロを振る)
スライシング
多次元データベースをある断面で切取り2次元の表にする操作
ドリリング
詳細に展開→ドリルダウン
集計→ドリルアップ
◇参考:小暮・Web教材 情報技術の基礎 多次元データベース
○エ:データマイニングの説明
マイニング=採鉱
蓄積した膨大なデータの中から、意味のある相関関係や有効なビジ
ネスパターンを発見する技術
「ビールを買う客は、同時に紙オムツを買うことが多い」が有名所ですねニューラルネットワークとは人間の脳の構造をまねて作った情報処理機構
◇参考:ニューラルネットワーク用語集
- Ans:エ
☆正解でした
[宿題:情報セキュアド向け] ISMS の PDCA サイクルモデルにおいて,DO フェーズで実施される事項はどれ か。 ア 重要な不適合部分の是正 イ セキュリティ教育 ウ セキュリティポリシの策定 エ 内部監査
◆考えたこと・調べたこと・質問
×ア:Act
○イ:Do
×ウ:Plan
×エ:CheckPlan: 情報セキュリティ対策について具体的な計画やポリシーを策定する
Do: Plan(計画)に基づいて対策の実施・運用を行う
Check: 実施した結果の監査を行う
Act: 経営陣による見直しを行い、改善する
以下、PDCAサイクルを繰り返し、スパイラルアップ
会社にあった、ISO14001*1とISO9001*2のJIS:規格書のPDCAの定義を
見た所、是正も「Check」に位置づけられていました日本規格協会のISMS審査登録の概要では是正処置・予防処置が「A」です
規格によって、若干位置づけが違うのでしょうか・・ちょっと謎です(--;
- Ans:イ
☆正解でした
ジャン先生コメント: 是正は,Act でしょう。PDCA 自体がそれほど厳密な理論でないので,それほど気にする必要はないかもしれません。