80対20の法則を覆す ロングテールの法則

80対20の法則を覆す ロングテールの法則

80対20の法則を覆す ロングテールの法則

今回は、2冊のWebマーケティング本に巡りあえました。
なかなか、面白いですね。


80:20の法則で有名なパレートの法則の逆バージョンのお話。
ビジネスモデルの全てが、こういった(80:20)比率に支配されているわけではないという点で面白い本でした。

ロングテールの法則:売れない8割の方が、売れてる2割よりも総売上げが高い現象
例:「売れない本」の売上が「売れる本」の売上を上回ってしまっている(アマゾン)


eビジネスの浸透により、マーケティングコスト(コミュニケーションコスト)も格段に下がった現在、これまでのDM、電話、飛び込み営業の際に行われていた特定セグメント以外を切り捨てる「絞り込んだ」マーケティングは必要でなくなった事(絞り込まないマーケティング)、
マーケティング」自体が売れる仕組みの事であり、商品やサービスは店員や営業マンが売るのではなく「売れる仕組みが売る」という事についてが印象的。


又、マックで「ポテトも一緒に」と薦められるのも、「売れる仕組み」すなわち「マーケティング」の威力ということで、これはとても身近な例で解りやすかったです。
(こういう活動をクロスセルというそうです)

巻末には、ロングテール戦略による成功モデル例があり、こちらも具体的で面白い。


・コミュニケーションコストを減少
・絞り込まないマーケティング
・売上は売れる仕組みがつくる
・リアルとネットの融合
同じ店で買い物をするのに、リアル店舗とネット店舗では別人扱いされているのでここを繋げる
マーケティングとセールスの分離
本来、マーケティングの範疇と考えられるものの代表格が「新規開拓テレアポ」と「飛び込み営業」
・全体マーケティングフローの設計
マーケティングのネット化ではなく、自動化
 → 売れる仕組みを自動化
SEOとSEMの活用
・メールの連続性・反応