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図書館本

上司も知らない「仕事の仕方」

上司も知らない「仕事の仕方」


正しい「仕事の仕方」についてまとめられた本です。
正しい仕事って?と思い読み始めましたが、本書によるとそれを「作業」と「仕事」に分けて解説されています。


作業は、自分が主体ではないもの
仕事は、自分が主体のもの

本書で言う正しい仕事とは、後者になります。


仕事はいくつかの作業に分割され、誰かの指示に従って、自分のものとすることもなく、ただ言われたままに推し進めたその瞬間に、仕事は作業に成り下がる。
それは、その作業の支配権が指示された人の側にあるから。
作業を行う社員→「ニセ社員(と本書で定義されている)」 ちょっと強烈!?


本当の仕事をするには、自分自身が仕事を支配する必要があるようです。
仕事の主人公、仕事の主体者が自分自身であって初めて、本当の意味での仕事をしていることになるとのことです。

これを読んで、はたして「自分はどっちなんだろう。。」と思われたかもしれません。
私もそうです。。

でも、本書によると、日本のビジネスシーンにおいては「作業」を行っている人が圧倒的に多いと指摘しています。

襟を正して、「仕事」をしようっと。


以下、メモです。

・価値ある仕事を創造するために、より大きな全体への貢献を意識すること。
・指示の瞬間に復唱する(基本なんだろうけど、あまりやってない気が。。)
・基本である、報、連、相の本当の意味
 報告:指示に対する義務的行為
 連絡:情報の共有化
 相談:相手の知恵を活用
・見えるように仕事をする
・イメージすることを意識する
 イメージすることを鍛える
・必ず仕事のマスターイメージ(計画)を構築すること
 →目標達成の担保となる
・3つの目標
 死守目標、挑戦目標、努力目標
 ビジネスシーンにおいては、前者の2つだけあればよい
・リーダーの役割:観察、巻き込み、誘導
・方法の改善は、無限の余地がある
タイムマネジメント
 自身の心や頭脳をうまく使う
 無駄な事はしない
 → 余った時間を重要度の高いものに集中させる
   (重要度に対する的確な判断)
 人にできることは、人にやってもらう
・できないことを「できない」と認識する
 → ものの有効活用のコツは、限界をきちんと理解すること