速読練習

図書館本

眼力

眼力

人を判断するには、多角的な視点よりも、何か一つ自分の物差しを決め、それを研ぎ澄ませる事が重要のようです。
自分の判断基準は何だろう。

本書では、眼力を技化する方法として、座標軸思考法が紹介されています。
人物の位置づけを、X-Yの2軸にマッピングすることにより明確にする方法が説かれています。
この際、2軸は基本的に相互に無関係であることが望ましいと書かれています。
(確かに、関係するものを2軸に切っても、イマイチ類型化できないかも)

本書ではその2軸を以下のように切って例示しています。

優等生と生真面目さ
品性と品行
専門性とコミュニケーション力
ハングリー精神と貧乏くささ
エネルギー値と利口さ
器用さと量をこなす力
負けず嫌いと技術力才能
自己客観性と自己肯定力


その他に、

・スタンスをずらし複眼的見方で判断する事
・量をこなす事によって質が向上する「量質転化」
・著者の基準である「プロセスを見抜く力」
・「今何のためにそれをやっているか:上達の論理をつかまえようとしているか」

は参考になります。